秘光奇地~A.Mitsuki's Life~

蒙昧なる駄文の数々をここに掲載しています。

Profile100の1問1答 『31~50問目』/ made questions and answered by A.Mitsuki

Profile100の1問1答 『31~50問目』/ made questions and answered by A.Mitsuki

2023 / wrriten by A.Mitsuki

 

㉛~㊿まで(100問中) 

 ㉛【特技は何ですか?】

そんなものはナイッ!!

 

㉜【趣味は何ですか?】

未だ見つからず、探し中である。

 

㉝【最近のマイブームは何ですか?】

ジョギング。ランニング。

 

㉞【突然、中世ヨーロッパ風の異世界に飛ばされてしまいました。どうしますか?】

どうしようもない。

 

㉟【突然、戦国時代に飛び、有名武将になっていました。どうしますか?】

その有名武将が、後世、有名とはならない歴史になっていることだろう。

 

㊱【自分を動物にたとえると何ですか?】

動物占いというものがある。そのおかげでこのような質問で頭を悩ませる必要がなくなった。しかし動物格差を感じさせるものがある。多種多様な中からなぜか超メジャーな動物しか選ばれていない。僕のような平々凡々な奴が、そんなメジャーな動物にたとえられるとはとてもじゃないけど思えない。せめて占いの中でくらいメジャー動物に選ばれてイキれるよう配慮してくれているというのか。僕などよくてインフィニティミーティォライトプラチナムブラックゴールデンホーリードラゴンがせいぜいである。

 

㊲【陰口にどう対処しますか?】

陰口の内容にもよるが、まずはそれ以前のところを対処したい。

そもそも陰口であるため、僕の耳には入ってこない。よってこの質問に答えるためにはまず僕自身が能動的に動き、直接陰口を聞きに行かなければならない。

同僚のところへ行って「僕の陰口言ってない?」と問い、上司のところへ行き「僕の陰口を言っていませんか?」と問う。後輩のところへ行って「陰口言ってるよね?」と。そして友人知人に対しても面と向かって似たような質問を繰り返すのである。

すると、いずれにおいても陰口の内容を教えてくれはしない。僕の質問に答えることはなく、ある者は焦ったような表情を浮かべ硬直し、何に対するのかわからない言い訳をはじめる。またある者は「何か悩みでもあるの?」と逆に問い返してくる。またある者は、僕が冗談を言っているのだと笑い、またある者はただただ謝罪を述べてくるばかりである。

僕はそんな反応がほしいのではなく、陰口の内容を聞きたいのである。でなければ『陰口にどう対処するのか?』という一問一答に答えることができないのだ。

そう伝えると、ある者は覚悟を決めたらしく、こう言ってきた。

「じゃあ言わせてもらいますけどねっ。あなたは陰湿だ。物事に対してわざと湾曲な理解をしようとするし、やっぱり陰湿だ。それに話が長いんですよ。人と違う斜め上の反応をしたいのか知りませんが、いちいちうざいんですよ。マジでっ!」

と、面と向かって言われてしまった。言ったその者は興奮した面持ちで、僕になんと言い返されるのか、警戒しているような、あるいは気まずそうな態度を取っている。

もちろん、そんなことを言われた僕は怒り奮闘である。

「だーかーらー、陰口を聞きたいって言ってるんだ僕はっ! 僕に直接言ったら陰口じゃなくなってしまうぢゃないかっ!」

ということで、どうしようとも僕に対する陰口は、僕自身のリサーチでは獲得することができないようである。

そうこうしていると、ある者が申し訳なさそうに耳打ちしてきた。「あのぅ、他の人も話が長いし陰湿だしうざいって言ってましたよ」

おぅ、これはまさに陰口じゃぁないか。ようやく手に入れたぞっ、と。

ただ、まぁ、なんだろうか。事実を事実のまんま言わても、「あ、そう」と反応するしかできないな、と思った。もしも陰口の内容が事実でなければ訂正し、その内容によってはしかるべき手段を取るのだと思いました。

 

㊳【涙を流したことはありますか?】

あるわけがない、と答えられる人は限りなく少数派だろう。

僕は非常に涙もろく、目に針を刺されたり、巨大なゴミが入っただけでも涙を流してしまうくらい脆い。そして耳鼻科に行けば簡単に泣くことができる。

そんな涙多しの過去のシチュエーションの中で、特に思い出されるのはあの時だ。

大好きだったあの子に前触れなく突然別れを告げられた時です。

 

㊴【好きな小説は何ですか?】

たくさんありすぎて書ききれませんが、作家で言えば、森見登美彦さん、上橋菜穂子さん、支倉凍砂さん、乙一さん、中田永一さん、森博嗣さん、京極夏彦さん、東野圭吾さん、土屋賢二さん、西尾維新さん、桜庭一樹さんなどなど他多数。

 

㊵【自分のイメージカラーは何色ですか?】

ネイビー、ブルー、レッドなどの色のついた物を持ったり身に着けたりすることが多い。単色ではなく明るい色の組み合わせが好きなのである。

しかし、それが僕のイメージカラーになるかと言えばそういうわけではなく、陰湿で根暗なのできっとグレー、ダークブラウン、ブラックとか思われていそうな気がする。

 

㊶【理想の老後はどのような感じですか?】

20代前半の見た目をして、20代前半ぐらいの脳の働きと身体の働きを持ち、そして病気ひとつしない健康体。無限の資産を有し、その上年金が毎月振り込まれてくる。人間関係は広く、良好で寂しさとは無縁。世界情勢も安定しており、毎日がパラダイスである。しかし寿命はやってくる。いつものように心地よく眠りにつき、そしてそのまま起きない。

 

㊷【誰かに会えるとしたら誰に会いたいですか?】

好きな著名人、と言いたいところだけれど、そんな人と面と向かったところで恐縮して冷や汗をかくだけだろう。では過去の偉人はどうか。歴史の授業で偉人が何をしたのか、というのを超大雑把な部分だけ教えられているだけであり、正直言ってよくわからない人たちである。本人の振りをした別人であっても見分けられない。その程度の認識なのに会ったところで何の感動があろうか。

ではでは、未来人はどうか。未来の発展の自慢話を聞かされようとも、あるいは衰退の悲哀話を聞かされようとも、どちらにせよ僕は今の時代に生きなければならないので、特に何とも思えない。というかそれが未来の事実であろうとも、僕にとっては映画、漫画、小説などのレパートリーのひとつとしか思えない。事実確認のしようがないのだから。

考えてみたのだけれど、僕の場合は、会いたいと思って会うというのではなく、何も考えずにいるときに偶然どこかで見かける、というようなシチュエーションのほうがテンションは上がると思う。そこそこ興味のある人であれば、それが誰であろうとも、後付けで「会いたかった人だったんだぁ」と思えるのだと思う。

 

㊸【休日はどんなすごし方ですか?】

毎回同じ休日を送れるほどストイックではない。休日の数だけ休日の過ごし方があるタイプである。そんなだから休日の過ごし方の全てを記そうと思うと億単位の文字数の文章が必要となるのでやめておく。そのかわりに、充実した休日の過ごし方指南として一例を記しておこうと思う。まず朝起きたところからである。

今日も目が覚め身体が動くことに感謝し、朝風呂で身体を清め、朝食を頂く。

出発予定の時刻になり家を出る。タクシーに乗り近隣の空港へ。フランス行きの飛行機に乗りパリへ。友人ジョエルとミランダとの再会を祝福し現地のレストランにて極上の料理とワインを頂く。1日はとても短い。起床からここまでの過程を1時間で済ませる必要がある。次にスペイン、イタリア、オランダなどヨーロッパ各地へ赴き各地にいる友人との再会を祝福する。これらはフランスほど悠長にしているわけないはいかず、移動時間も含め1国あたり30分で済ませる必要がある。かなりの国数が存在しどれだけ急ごうともお昼に差し掛かってしまう。次に飛行機でアメリカへと向かう。アメリカ各地を合計3時間で巡り、ついでにカナダにも寄っておく。すぐに飛行機で南米へと飛び、さらに地球上にある主要な観光地へと飛びまくる。さすがに夕方になってしまっている。日本に到着する頃にはすっかり夜になっている。時間が圧している。渋々、高級レストランでシャトーブリアンを食べ、自宅へ帰ることに。午後9時。起床してから15時間経っている。さすがに疲れたのでシャワーを浴び、電話で友人と軽やかトークを交わし、心地よい眠りにつく。

なんてことはどうしようとも不可能である。時間の概念が全く違う世界でなければならない。そう時間の概念が違う世界に行きさえすれば、この1日世界旅行は友人の有無や料理の質を気にしなければ可能となるのである。

実際に可能な範囲でやってみよう。

起きたらYouTubeの世界各地の観光動画を見続ける。できれば大画面の4Kで。現地レストランの料理映像を挟みながら冷凍食品を食べる。そして夜になったらメールアプリを開き、迷惑メールをひととおり除去して、不快な眠りにつくのであった。

 

㊹【好きなゲームは何ですか?】

ドラゴンクエストファイナルファンタジー、サガ、英語物語など。

 

㊺【友人が犯罪に手を染めていることを知りました。どうしますか?】

どのような犯罪なのかにもよるのだけれど、まずは事実関係を問いかけるだろう。しかし活動が活発な時ほど、人は聞く耳を持たない。説得しようとすればするほど反発し、怒り、逆に説得しているこちら側の度量の狭さや間違いなどを指摘してくる。そうして人間関係は崩壊へと向かうのだけれど、相手はその犯罪で得られる何かにご執心なので、絶縁に何の抵抗も感じないだろう。僕の存在価値はゼロどころかマイナスなのだから。初期の説得が通じないならばそこに人間関係はないに等しい。もはや友人としてできることなどないのである。よって他人として扱うのみである。漫画やアニメのような感動物語を紡げるほど、多くの人は余裕はない。誰もが自分自身の人生に精一杯なのでは? なんて思う。

 

㊻【好きなアニメは何ですか?】

狼と香辛料テガミバチ銀魂、青のエクソシストGOSICKダンタリアンの書架有頂天家族、スパイファミリー、もののけ姫、葬送のフリーレン、薬屋のひとりごとなど多数。

 

㊼【幸せとは何だと思いますか?】

『幸せ』とラベリングされたほとんどの物、事が生きる目的であるかのような見せかけをした罠であるように思う。幸せを追うがゆえに道を誤り、求めていたものと現状の落差だけ不幸や後悔を感じることになる。

心地よい空間、状況、時間の中で、それそのものを認識せずにいられる状態であれば、それが幸せなのだろうな。その幸福感を認識するのはあとからその過去を見返した時なわけだけれど、その時点でその幸せは過去のものであり、その時感じている「自分は幸せなんだなぁ」という感慨は幻想に近い気がする。例えば、愛する人と雰囲気のいいレストランで美味しい料理を食べたとする。その時は夢中であろう。そしてその食事風景をあとから思い浮かべ、本当に幸せだったと思う。あれこそが自分の幸せなのだと。当然、またあの幸せを味わいたいと思い、似たような状況を求める。しかしいざ同じシチュエーションになったらば、なぜか以前ほどの幸福を感じられていないような気がする。気分が乗っていないのだろうか、などと感情のせいにしたりするが、そうではない。その幸せの形を認識してしまった時点で、外側からその状況を見ようとしてしまうのだ。その状況に対して無心、夢中であった、つまり内側にいた以前のようにはいかない。幸せを求めるがゆえの客観視。ある意味で冷静になったのだ。

ともかく本当の意味での『幸せ』の条件として、無意識であることが重要であるように思う。つまり、幸せは感じることはできても認識することはできない。

なんちゃって。

ところで「幸せである」ほうがいいか、「不幸でない」ほうがいいか、どちらかを選ばねばならなければ、どちらを選ぶか。僕は迷うことなく「不幸でないほう」である。だから「幸福」を求めるよりも、不幸にならないよう無難で安全な選択肢ばかりを選びがちである。特に幸せである必要はないように思っているし。この思考は上記した、幸せは感じられても認識できない、なんて思ってるからかもしれない。ただし「幸せだぁ」という言葉は気軽に、日常的に使いがちである。

 

㊽【恋人とドライブ。夜景を見ようと山道を走るもいっこうに目的地につかない。なぜかナビもエラー状態になり、携帯の電波も届かなくなる。仕方なく来た道を戻れど、記憶にない道が延々と続く。ガソリンが底をつきかけ焦りが募る。やがて建物らしきものが見えてきた。明るくなるまでこの集落に待機しようと見てみるとそこは廃村だった。さて、どうしますか?】

長い質問文だなぁ。答えよう。

この文章からはそこはかとなく、というか露骨にホラーのテイストがあふれ出ている。その廃村が廃村になった理由が悲劇的でグロテスクなものであったり、朽ち果てたいかにもな井戸が存在していたり、なぜか誰もいないのに人が動く音が聞こえてきたり、単純に視線を感じたりして、恋人と共に恐怖のどん底に落とされる。なんてことを想像させられる。よってこの質問の本質は「あなたはどうやってこの脅威から恋人を守るのか、と器量や度胸を試されている」というようなもの。しかし私は騙されない。これは恋人とドライブ中だとか廃村などといういかにもなキーワードに心象を引っ張られることで、難しく考えさせられてしまうという罠だ。恋人がいようとも、廃村があろうとも、実はこれはただの山での遭難である。よって遭難した時のガイドラインに従い、夜間は動かずじっとする。明るくなってから周囲を軽く探索し、動けそうならば動く。無理ならば様子を見る。誰も通ることがなくどうしようとも助からないとなれば、必ず一緒に行動し、携帯の電波の届くところまで行く。それで助からないこともあるだろう。遭難とはそういうことなのだ。

ではせっかくなので簡単な遭難ガイドラインをひとつ示しておく。

さて、いよいよ水も食料はなくなり、抜け出せる見込みもない。恋人はもう立つ気力も失い、あなたも限界が近い。ちらと恋人の表情を見る。絶望を通り越し、無表情だ。あなたの心は激しく痛むだろう。先日笑いあっていたのが嘘のようだ。誰もいない場所での夜景なんて提案をしたのはどちらだったか。いかにせよ悔やんでも悔やみ切れないだろう。悔しくて悔しくて、ふがいない自分が憎くて、そして恋人を救いたくて。その思いが自ずと身体に力を込める。今こそ、気力を奮い立たせる時なのだぞ、と。そうすると普段は理性が制御している秘められた力が解放されるのである。それは歯にヒビが入るほどの力みである。そんな自分でも驚くような力を自覚した瞬間、あなたは身体の中心から自分のものとは思えない底力を感じ、そして暴発させることだろう。その時、あなたの髪の毛は逆立ち、金色の光を反射させている。身体の周囲にウィンウィンと黄金のオーラが放出している。見てみよ、恋人が無表情ではなくなっている。あなたはそんな恋人をやさしく抱き上げ、そして微笑のだ。「助けるのが遅くなってすまない」そう言って、上空へと飛び上がるのである。武sky術である。上空から見るとその廃村周辺はなぜかブラックホールのような黒い空間に囲まれていたことを知る。現実世界にある、誰も認識できていない異界。こんな場所にまた誰かが迷い込んだら危険だ。あなたは廃村に向かって手をかざしオーラを溜め、一気に放出するのだ。すると、その空間はあっさり消滅することだろう。あとはふよふよ中空を漂い、家に帰るがよろし。

 

㊾【軽い気持ちでSNSで出会いを求めました。するととても重い不幸な現状を背負った異性が苦しんでいました。どうしますか?】

軽く異性と遊びたい、という動悸からすれば、そのような異性を相手にするのは本末転倒と言えよう。だから多くの人は、無視するなりして敬遠することだろう。しかし陰湿紳士の僕はひと味違う。

そもそも僕の長い長い面白くもない小話を親身になって聞くのは軽い気持ちの相手には荷が重すぎるのである。よって、弱っていてただ多くの言葉をかけてくれるのを待っている人でもなければ、僕こそが無視され続ける側なのである。

僕はむしろ救われた思いになることだろう。調子に乗り、高速キータイプを駆使し、面白くもない長い文章を作りまくり、自分で自分の文章に『(爆笑)』などと付け、大いにスベッていることにも気づかず、ウキウキするのではないかと思う。

そんなわけでこんな陰湿紳士はSNSには向いていないと思います。

 

50--【プロフィール欄を作ろうとした時、100の質問にしようと考えたわけですが、今どのようなお気持ちですか?】

「え、無理くりテキトウな質問を捏造しいるというのに、まだたったの50問……」と驚いております。過去の自分の浅はかさに、まさに自分らしくて愚かだよなぁと誇らしく感じています。

この100の質疑応答の何がプロフィールなのかわかりませんが、あと半分、長々だらだらと続けたいと思います。

ここまで読み続けられているそこのあなたも、お好きですねぇ♪

 

『51』~に続く♪

2023 / wrriten by A.Mitsuki